CGクリエイターのためのパントマイムワークショップ

Thursday, 17 December | 10:45 AM - 2:30 PM | Room 416/417

本ワークショップは、参加者が実際に身体を動かすことでアニメーション制作に必要とされる人の自然な動きや感情表現、演出方法などについて学んで行くものです。その成果はCG映像の制作現場でも認められており、主要なゲーム制作会社、映像プロダクション、クリエイター育成の専門学校や大学等でも取り入れられてきました。
参加者は、まず自分の身体を自分のイメージ通りにコントロールすることを目的とした、ストレッチやエクササイズを行います。特定の関節のみを動かしたり、身体に対して集中することで、“動き”に対する観察力を高めます。
さらにパントマイムの基礎を手順に則って習得します。実際には存在しないオブジェクトや力、重さなど（イリュージョン）を表現する際のメカニズムを理解し、実演してみます。
また、“ステイタス”という演出法について触れてみます。参加者は与えられた場面設定の中で、それぞれのステイタスになりきって振る舞い、他のキャラクターと会話（インタラクション）することで、ドラマチックな場面を作って行きます。

Instructor(s)

アクトバート合同会社
荒木シゲル

Instructor Bio(s)

1998年まで英国に滞在。マイムアーティストとして活動する。1998～2002年ユナイテッドゲームアーティスツ（セガ）のアニメーションスーパーバイザーとしてゲーム制作やクリエイター育成に関わる。2004～2006年マイクロソフトゲームスタジオ勤務。2005年から神奈川工科大学情報メディア学科で非常勤講師を勤める。2006年アクトバート合同会社を設立。
2008年スイス、チューリッヒ大学“Monitoring Scenography2:Space and Truth”にて講演。FIT2008（情報科学技術フォーラム）にて講演。 2009年 画像情報教育研究会にて講演。CG-ARTS協会協会委員。
主な著作には、DVD“荒木シゲルのアニメーションサイエンス”（ボーンデジタル、2002年）、“動くキャラクター作りの本”（ボーンデジタル、2004年）がある。