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square フルカンファレンス circle 1日券
会議センター1F メインホール  
2009年12月19日(土) 14:15 – 15:45

ウォルト・ディズニー・イマジニアリング
エグゼクティブ・デザイナー
シニア・バイス・プレジデント
Joe Rohde (ジョー・ローディ)

物語的構造と物語を語る環境のデザイン
本講演では、実空間と仮想空間のコンセプト化とデザインをする上での指針として物語的構造をどう活用するかを解説します。文学に由来する従来の線状(リニア)の形式で使う話術の手法は深く理解されているものの、空間を対象とした環境にはそれ固有の難しさがあり特別な処理が必要となります。建造された物理空間の物語性を形成する手法は、仮想空間にも当てはまります。講演ではプロジェクト初期に関わるデザイナーや物語立案者に求められる初期段階のニーズと、聴衆が物語を自分たちの目的に適応させることへのニーズの双方を満たす、空間をデザインするための指針や原則を紹介します。

講演者プロフィール:
ローディ氏はウォルト・ディズニー・イマジニアリングのエグゼクティブ・デザイナー、シニア・バイス・プレジデントとしてフロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのディズニー・アニマル・キングダムと関連する新規プロジェクトのクリエイティブ責任者を務める。1990年に検討が始まったディズニー・アニマル・キングダムのコンセプト化、デザイン、製作を統括してきた。またディズニーがハワイで進めている2011年開業予定の新ラグジュアリ・リゾートホテル事業のクリエイティブ開発も監督している。

ディズニー・アニマル・キングダムにあるエクスペディション・エベレストの開発と製作を統括したローディ氏は自身が率いるイマジニアの一行とともにネパール、ブータン、チベット領四川の山地を訪れ、エクスペディション・エベレストの為にデザインした本物に限りなく近い環境作りに取り入れる背景詳細の研究を行った。その研究目的の視察旅行と製作の仕事ぶりはディスカバリー・ネットワークの一時間番組のシリーズとして放送された。

ローディ氏のウォルト・ディズニー・イマジニアリングにおけるキャリアは1980年、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのエプコットにあるメキシコ館のモデル・デザイナーとシーニック・ペインターの仕事から始まった 1980年代にディズニーランドのファンタジーランドのデザインを一新する事業ではいくつものアトラクションに関わり、キャプテンEO、エプコットのノルウェイ館を手がけたのちにディズニー・アニマル・キングダムの業務に就いた。